放射線検査で用いられている息止めの合図。実際の検査で息止めを指示されたときに冷静に慌てることなく対応することができますか?肺や心臓などの胸部、胃や肝臓などの腹部の放射線検査では検査中に息を止めることはとても重要です。しっかりと息が止まっていないと画像がブレて小さな病気がブレの中に隠れてしまうことがあります。最近の検査機器は非常に短い時間で撮影することができるようになっていますが、短時間になってもしっかりと息を止める必要があります。撮影する範囲や体厚で息を止める時間は変わりますが、通常のX線(レントゲン)検査では息止め時間は数秒間、CT検査では10秒前後、MRI検査では10秒〜20秒、血管造影検査では10秒〜20秒が目安です。また、CTやMRIの肝臓造影検査では、複数の時相(造影剤の動脈優位相、門脈優位相、平衡相など)を連続で撮影しますので、息を止めた後すぐに呼吸を整えてまたすぐに息を止めるようなこともあります。検査中に息を止める必要があることは、検査の直前に説明を受けますが、息を止めるという行為が多くの方にとって非日常的なことで慣れていないためにうまくできないことがあります。本アプリを使って放射線検査の息止めを是非体感してみてください。